自分でやるのとどう違う？弁護士と司法書士に債務整理を依頼するメリットとは？

借金問題に悩んでいるときには、債務整理をすると効果的に解決できます。

ただ、債務整理をすすめるには専門的な知識が必要なので、弁護士や司法書士に依頼することが多いです。

これらの専門家に依頼すると費用もかかりますが、自分で手続きするのとはどのような点が異なるのでしょうか？

今回は、債務整理手続きを弁護士や司法書士に依頼するメリットについてご説明します。

弁護士や司法書士に債務整理手続きを依頼すると、債権者からの督促がすぐに止まるというメリットがあります。

消費者金融やクレジットカード会社などは、貸金業法という法律に従いますが、貸金業法では、弁護士や司法書士が介入した後、債権者が直接債務者に対して督促を行う行為を禁じているからです。

債権者から激しい督促を受けて困っている人にとっては大変助かります。

弁護士や司法書士に債務整理を依頼すると、債権者との交渉を有利に進めることができます。任意整理などの債務整理手続きでは、債権者と交渉をして借金の返済額や返済方法を決めないといけませんが、このとき、弁護士に依頼していると法的知識と交渉テクニックを駆使して債務者の利益になるよう交渉を運んでくれます。

素人が自分で交渉をしてもうまくいかないことが多いので、それと比べるとメリットが大きいです。

弁護士や司法書士に債務整理を依頼したら、基本的に債務者は何もしなくてもよくなります。普段忙しく働いている人でも安心ですし、自分で対応しなくて良くなるので、ストレスもかかりません。

このように、債務整理にかかる手間や労力、ストレスから解放される点も、専門家に債務整理を依頼するメリットの一つです。

債務整理の中でも、自己破産や個人再生は非常に複雑で、必要書類や決まり事も多く、難しい手続きなので、債務者が自分一人で進めることは、基本的に無理だと考えた方が良いでしょう。

ここで、弁護士や司法書士などの専門家に依頼すると、難しい手続きでも完璧にすすめてくれるので安心です。

債務者が自分一人で裁判所に行って「破産したいんですけど。」などと言うと、裁判所の書記官から「弁護士に相談してはいかがですか？」と言われるほど、自己破産や個人再生で弁護士や司法書士を雇うことは当然のことと考えられています。

弁護士や司法書士に債務整理手続きを依頼していると、債務者が悩んだり迷ったりしたときに、いつでも相談してアドバイスを受けることができます。これによって、自己判断で間違った行動をとり、後から不利益を受けることを避けることができます。

債務者が自分で債務整理をすると、自宅内での作業なども増えますし､債権者からの大量の郵便物などが届くので、家族に秘密で手続きを進めるのはほとんど不可能です。

これに対し、弁護士や司法書士に依頼すると、債権者からのすべての連絡は弁護士などを通じることになるので、家族にバレる危険性がグッと減ります。

このことも、債務整理手続きを専門家に依頼するメリットです。

以上のように、債務整理を専門家に依頼すると自分でするよりもたくさんのメリットがあるので、今後債務整理をしようと考えている方は、是非とも参考にしてみてください。

債務整理の教科書