債務整理のメリットとデメリットとは？
債務整理の4つの手続きのメリットとデメリットをそれぞれ確認しましょう。
任意整理
メリット
- 債権者との合意後の将来利息をカットしてもらえる
- 返済期間を延ばして、月々の借金返済額を減らせる
- 一部の債権者を選べるので、保証人つきの借金を外して手続きできる（保証人に迷惑をかけない）
- 一部の債権者を選べるので、車のローンを外して手続きできる（車がなくならない。住宅ローンがある場合の自宅も同様）
- 弁護士や司法書士に依頼すると、債権者からの督促が止まる
- 過払い金請求できるケースがある
デメリット
- 借金額が大きすぎると解決が難しい
- 同意しない債権者がいると手続きが難しい
- 信用情報に事故情報が登録されてローンやクレジットカードが利用できなくなる（その期間は比較的短い）
特定調停
メリット
- 債務者が自分一人で手続きしやすい
- 費用が安い
- の借金返済額を抑えられる
デメリット
- 借金額が大きすぎると解決が難しい
- 合意しない債権者がいると解決できない
- 調停調書に強制執行力があるので、手続後の返済を滞納すると差押をされるおそれがある
- 信用情報に事故情報が登録されてローンやクレジットカードが利用できなくなる（その期間は比較的短い）
個人再生
メリット
- 借金額を大きく減額してもらえる
- 住宅ローン特則（住宅資金特別条項）を利用して家を守ることができる
- 弁護士や司法書士に依頼すると、即時に債権者からの督促が止まる
- 給料の差し押さえが起こっていても強制執行を止められる
- 財産がなくならない
- 浪費やギャンブルが原因の借金があっても利用できる
デメリット
- 継続的で安定した収入がないと利用できない
- 月々の積立金が必要になる
- 手続きが専門的で複雑なので、自分一人では手続きが難しい
- 費用が高い
- 期間が長くかかる
- 必要書類が多い
- 官報に情報掲載される
- 事故情報が登録されてローンやクレジットカードが利用できなくなる（その期間も長い）
自己破産
メリット
- 借金を0にしてもらえる
- 無職や無収入でも手続出来る
- 借金に限度額がない（どれだけ多額でも少額でも手続きできる）
- 弁護士や司法書士に依頼すると､即時に債権者からの督促が止まる
デメリット
- 生活に最低限必要な分以外の財産がなくなる
- 手続中は一定の職業につけなくなり、成年後見人にもなれない
- 免責不許可事由があり、浪費やギャンブルがあると利用できないケースがある
- 官報に情報掲載される
- 手続きが専門的で複雑なので、自分一人では手続きが難しい
- 費用が高い
- 必要書類が多い
- 事故情報が登録されて、ローンやクレジットカードが利用できなくなる（その期間も長い）
